年間表彰2024年度受賞者を以下の通り発表します。
年間表彰制度については下記ページをご覧ください。
ベストプレーヤー賞: IM Tran, Thanh Tu 氏
受賞理由:
9月に開催された「チェスオリンピアード2024」にて、日本オープンチームの1番ボードとしてGMに対して3勝2敗1ドロー、IMに対して4戦全勝の好成績を挙げ、チームを大きく牽引したこと。加えて個人成績として、日本籍のプレーヤーとしては18年ぶりとなるGMノームを獲得し、IMタイトルも獲得したこと。
受賞者からのコメント:
この度は、「ベストプレーヤー賞」を受賞し、大変光栄に思います。チェスオリンピアードでは、チームに貢献できたこと、そして個人としてもGMノーム、IMタイトルを獲得できたこと、これらの成績を評価していただき、大変嬉しく存じます。今後も精進し、日本チェス界の発展に貢献できるよう努めてまいります。
最多対局賞: 横田 祥明 氏
受賞理由:
連盟主催、クラブ主催を問わず公式戦の場に積極的に参加し続け、年間で最多113局の国内スタンダード公式戦で対局したこと。
受賞者からのコメント:
2024年における最多対局賞を授与いただきまして誠にありがとうございます。今回受賞できたのは、一人の力だとは思っておりません。対局が成立するためには当然対戦相手が必要となります。その上、アービターやトーナメントディレクターなど様々な方たちの支えがあって初めて成立するものです。そうした、周囲の方々の支えなくして対局は成立しないということを対局を重ねるたびに実感する日々でした。つまり、この賞は対局に携わっていただいた皆様と受賞できたものだと心から感じています。今回の受賞を励みに、今後も皆様ともっと対局ができたら良いなと思っております。ありがとうございました。
ベストアービター賞: FA 阿部 裕太 氏
受賞理由:
国内三大大会のうち5月の全日本選手権と11月のジャパンオープンでチーフアービターを務めるなど、公正な対局の実施と円滑な大会運営に尽力し続けたことに加え、NA制度の発足と運営に大きく貢献し、後進の育成にも尽力したこと。
受賞者からのコメント:
まずはじめにこういった賞に、しかも第1回目の受賞者ということで私が選ばれたこと、たいへん光栄に思います。チェスの大会やイベント運営は日本のチェス界を支えるインフラに相当するものであり、インフラ整備というのは現在の日本のチェス界の課題の一つだと認識しております。アービター育成(NA制度発足等)はそのための手段の一つだと捉えており、私のアービター活動とNA制度発足に携わったことを評価していただきありがとうございます。引き続きインフラ方面から日本のチェス界に貢献できれば幸いです。
ベストクラブ賞: 名古屋チェスクラブ
受賞理由:
毎月の例会開催だけでなく、複数回のFIDE戦を含む公式戦大会を開催し、年間を通じて多くのプレーヤーに対局の機会を提供し続けたこと。これらが評価され、クラブリーダー間の相互投票で最多票を獲得したこと。
受賞者からのコメント:
この度は当クラブが「ベストクラブ賞」という輝かしい賞を頂戴しました事、誠に光栄に思います。2018年には前身団体が発足し50年という大きな節目を越えた事がつい先日のように感じますが、歴史のあるクラブとして先代から引き継いだ例会・大会等の伝統行事を途切れさせず地道に継続してきた活動が評価された事と考えております。今回の受賞におきましては、常日頃のクラブメンバーのサポートまた大会等に御参加頂いております皆様のご支援有っての受賞であり誠に感謝致します。今後も地元地域はもとより更なるチェスの輪を拡げるべく普及発展に努めクラブ活動に精進してまいります。引き続きのご愛顧、ご鞭撻を宜しくお願い致します。
表彰
各受賞者には記念品を贈呈します。
以上