レーティングについて About rating


新レーティング・リスト

旧JCA rating はそのまま採用

  • 旧JCA rating (2019年1月クラブ123)はそのまま採用し、新組織のratingとします。
  • 計算法は簡易的なFIDEの方法です。2019年2月の地区予選はそのリストを使用します。

新 rating の特徴

  • 確定仮定は新組織で特に区別しません。記録やタイトル授与などに関係した場合のみ18局以上を採用します。
  • 子どもたちのために 800の下限を撤廃します。
  • 原則として毎月20日〆切で、1日に更新する予定です。
  • 2019年3月1日に1回目のrating発表となる予定です。

レーティングとは

rating(レーティング)とは、チェス・プレーヤーの実力を統計学によって用いて数値化したシステムです。自身もチェス・プレーヤーだったArpad Elo(アルパッド・イーロ博士)によって考案され、1960年にUSCF(全米チェス連盟)で用いられて成功し、1970年からFIDE(世界チェス連盟)で採用され、世界中に普及しました。

勝率では強い対戦相手に40%の人と、弱い対戦相手に60%の人と比べると60%の人が強いことになります。プレーヤーの実力を勝率で表すことは一般的ですが、これは実態を反映しません。しかし、Elo ratingならば、統計学上、二人のレーティング差が0で勝率50%を期待できます。また、100点上のプレーヤーなら約64%の勝率、200点上なら約76%の勝率となります。このようにレーティングはプレーヤーの実力をより確かに評価できる数値です。

現在、レーティングのシステムは 世界チェス界だけでなく、将棋や、他のゲーム、あるいはスポーツ競技にも広く採用され、その優秀性を証明しています。

新レーティングについて

日本国内では JCA が日本独自の方法でレーティングを算出し、2か月更新をしていましたが、2019年2月からは、新組織のrating が国内のレーティングになります。新しいレーティングは試合結果をほとんど FIDE と同じ方法で計算し、毎月更新する予定です。(FIDE rating regulations 、 新国内rating regulations 参照)当面、JCA rating の数値はそのまま引き継ぎます。(後で調整が必要かもしれません)

新組織に入会し、 公式戦に参加してください。参加すれば 新国内rating を得ることができます。その増減がチェスを続ける励みになることでしょう。

世界で一番権威をもつチェスのレーティングは FIDE rating です。私達はFIDE rating 取得を奨励します。できれば FIDE 公式戦にも参加し、FIDE rating を得てください。

結果報告の仕方

データ項目

大会(試合)結果の報告は次のようなデータ項目が必要です。

  1. 大会名、実施日時、場所、主催者名
  2. その1試合の白番、黒番、対戦結果のデータを横1行にしたもの
  3. 参加者名一覧(英語表記と漢字表記が対応したもの)、初参加者の場合(1)氏名(漢字とローマ字)、(2)住所、(3)メールアドレス、(4)性別、(5)誕生年月日。ここまで必須。また、あるならば(6)電話番号、(7)FIDE_ID
  1. の例:品川チェス大会,2019年3月1日,東京,品川チェスクラブ主催
  2. の例:Yamada Akihiro, 0-1, Carlsen Magnus
  3. の例:(1行目)カールセン マグナス,Carlsen Magnus (2行目)山田 明弘,Yamada Akihiro

報告の注意点

Results_Example

推奨エクセル・ファイル形式(図を参照:chess-results.comからダウンロードした形式)が一番望ましいですが、個人で作成したエクセル・ファイルであってもかまいません。どうしてもエクセルが使えなければ手書きも受けとります。

氏名の英語表記は、Yamada Akihiro のように姓・名順(つまりFIDE方式)が望ましいですが、漢字表記も認めます。

なお、英語表記で普通に名姓の順、Akihiro Yamadaとするなら、データすべてを統一してください。

報告の送信先

結果は、registration@japanchess.org 「レーティング担当者」あてにメールしてください。


新国内レーティング規程

New rating regulations

1. 新国内レーティングの目的

(1) 国内の非FIDE公式戦において、全国のスタート順を適切に決める
(2) 新組織公認ラピッド、スタンダード・チェス大会の成績を適切に数値化し、会員の実力向上の指標とする

2. ルール

(1) 計算対象はrapidおよびstandard の公式戦、または国内FIDE公式戦とする
(2) FIDEで行われている方法に沿って計算する
(3) 大会ごとに計算し、毎月1日に発表する
(4) 初参加者はアンレーテッド(unrated:レーティングのないプレーヤー)とし、初rating は4局以上レーテッド(rated:レーティングをもつプレーヤー)と対戦したときのパフォーマンスによって決める。その後18局をこえるまではrating係数Kを40(JCA仮定rating相当)とする。仮定、確定の区別はなしとする。
(5) ただし、初参加者がJCA rating、またはFIDEかFIDE承認団体のrating をもっている場合、それを新国内rating とみなし、アンレーテッドとして扱わない
(6) 新国内ratingの下限はなしとする

3. 計算方法

(1) 国内公認大会(集会)の報告は、以下が最低限必要。
① 実施大会(集会)名称、日時、場所の大会データ
② 白番氏名、結果 、黒番氏名が1列に並んだ試合データ
③ 参加者表(漢字と英語の対応表)データ、初参加者がいれば入会申し込みデータ
(2) 大会終了後7日以内に、TDあるいはチーフ・アービターは、 (1)をエクセル・ファイル(可能ならchess-managerから出力したエクセル・ファイル)などにまとめ、メールに添付してrating管理者にメールする。
(3) 送信された戦績表は参加者表を参考にして整形し、rating_culc.xlsx の1データに貼りつける。このとき全プレーヤーのrating係数Kを確認しておく。初参加者のratingは空欄または0とする。
(4) 出力した増減表を2列データに白番黒番をたて1列にして貼りつける
W&B:対象プレーヤーの氏名
K:対象プレーヤーのrating係数
d:対戦相手とのrating差
R:対戦結果(1, 0.5, 0)
p:FIDEで決められた勝率
c:その結果で得られるratingの増減
c=Σ(R-p)*K ………①
①の式で計算する。たとえばK=40のプレーヤーが181下のプレーヤーに勝った場合、結果 R=1,勝率 p=0.74 であるから、c=(1-0.74)* 40 = 10.4 となり、10.4 点を加算する。この試合だけとすれば小数点第1位で四捨五入するので新ratingは10増える。
(5) エクセルのPivot機能を使って2列データを3Pivotとし、プレーヤーごとのcの個数とcの合計を求める
(6) 3Pivotで求めた数値を旧ratingに加え、4新ratingで新ratingと局数を算出する

4. その他

(1) 日本のプレーヤーができるだけFIDE ratingを取得するよう働きかける
(2) FIDE公式戦のスタート順は必ずFIDE ratingを優先して使用し、国内ratingはスタート順のタイブレークでしか使用しない
(3) FIDEの計算方法に沿って計算するが、rating担当者はバランス調整のため、新組織役員の同意を得たのち、適切に計算方法を変更できるものとする
(4) 初参加者のレーティングが計算できなかった場合、その参加者は次の大会もアンレーテッドとみなす
(5) 確定、仮定ratingの区別はなく、アンレーテッドだった者は18局までレーティング係数Kを40とする。そうでなければ、Kの値はFIDEと同様に、18歳未満:40、2400を超えたことがある:10、他すべて:20とする
(6) 上記で決めたこと以外はFIDE rating規程 に従う(FIDE rating regulations参照)


参考:FIDE レーティング規程より

FIDE 8.5.6 Kはレーティング係数(development coefficient)という。
K=40 :少なくとも30ゲームが終わるまで(NCSは18ゲーム)
K=20 :確定レーティングが2400を超えたことがない
K=10 :確定レーティングが2400以上になったことがある
K=40 :確定レーティングが2300以下の18歳の誕生日まで

FIDEレーティング規程(2017年7月版の日本語訳)PDFを近日リンク