2022年チェスオリンピアード日本代表選考基準改定第3版

先にNCSは「2022年以降チェスオリンピアード日本代表選手選考基準」を2019年12月30日に発行し、諸条件の変更に伴い、2020年12月28日と2021年7月1日に改訂版を発行しました。その後、多くの重要な大会の中止と、FIDE大会の減少などの諸条件の変更に対応するため、改定第2版を発行しました。さらに誰がアクティブ・プレーヤーかを明確にするため、2021年9月19日に第3版を発行します。なお、この基準の変更は今年と来年に限定されたものです。

1. 選考対象

選考対象となる選手は次の条件を満たすものとする。

  1. NCSの正会員である
  2. 海外からFIDE国籍を日本に移籍した者においては日本チェス国籍を取ってから 2年以上経過している(2022年オリンピアードであれば2年前、2020年5月15日より前に日本FIDE国籍を取っていること)
  3. 過去3年間* NCSスタンダード・レーティングを4回以上更新している

* 過去3年間とは、2019年3月より2022年3月までの3年間とする
** Aレベル大会とは、全日本選手権、全日本女子選手権、ジャパンオープンの3大会
(中止された全日本チェス選手権2021シード権者はA大会、FIDE大会に参加とみなす)

2. 選考基準

次のように内定者を決める

  1. 2021年ジャパンオープンのベスト順位1名。その者を除く2022年全日本チェス選手権のベスト順位2名。女子セクションの代表も同様に決める
  2. 上の1で決まった者を除き、FIDE:NCS=5:5 のスタンダード・レーティング合計順に上から計5名ずつになるまで繰り下がる (rating は2022年4月発表レーティングリストを用いる)

NCS理事会は、以上の内定者をオープンと女子の5名ずつ選出しておき、代表にふさわしいかどうかを審議した上で、オリンピアード開催年の5月15日までに代表選手を決定する。ボード順については、日本代表コーチ陣に一任とする。

なお、オリンピアード開催時期により選考時期、及び条件の変更の可能性もあり得る。

 

2021年9月19日

NCS理事会

主な改訂内容