このたび日本チェス連盟は、公認クラブによる公式戦大会の開催を一層促進し、全国各地のプレーヤーへの対局機会の提供、クラブ活動の持続的な発展、そして大会運営水準の向上を目的として、新たに「公式戦大会開催支援制度」を設けました。
この制度では、大会開催に必要な経済的な負担を軽減する「金銭的支援」と、運営体制を整えるための「人的支援」を組み合わせ、各クラブがより安心して大会を開催できる環境づくりを目指します。
金銭的支援
- 公式戦大会開催助成金制度
所定の要件を満たす大会を開催するクラブに対し、ラウンド数に応じて助成金を交付します。スタンダード大会・ラピッド大会いずれも対象となります。 - 大規模大会開催時損失補償制度
所定の要件を満たす大会を対象に、その大会で損失が発生した場合に、一定額を上回る損失を連盟が補償します。クラブが安心して規模の大きな大会に挑戦できる制度です。 - Swiss-Managerライセンス購入補助金制度
ペアリングソフト「Swiss-Manager」の有料ライセンスを新規購入するクラブに対し、費用を補助します。これにより、よりスムーズな大会運営をサポートします。
人的支援
- 大会運営スタッフ派遣制度
大会開催実績のない、または少ないクラブに対して、連盟が大会運営スタッフを派遣し、費用は連盟が負担します。クラブは大会を通じて運営ノウハウを学ぶことができます。 - ナショナルアービター派遣制度
ナショナルアービター(NA)以上の資格を持つメンバーが所属していないクラブに対して、大会の公正かつ円滑な運営を確保するためにNAを派遣します。派遣費用は連盟が負担します。
これらの制度により、公認クラブが各地域で大会を開催しやすくなり、全国のプレーヤーにより多くの対局機会を提供できることを期待しています。積極的な制度活用をお待ちしております。
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