複雑な駒の動きを覚え、これであなたもチェスプレーヤーの仲間入りです。 とはいえ、「ルールは覚えたけれど、次は何をすればいいの?」と迷ってしまう方は少なくありません。ご安心ください。以下では、初心者が効率的に上達していくための 3つのステップ を紹介します。
ステップ1:アプリで駒の動かし方に慣れよう!
まずはスマートフォンやタブレットのチェスアプリを使い、ボット(AI)相手に対局してみましょう。
ボット(AI)との対局は、時間制限や心理的なプレッシャーを気にせず、自分のペースで学べるのが特徴です。駒の動きを確認しながら、ルールを正しく適用できているかを確かめる練習として最適です。ボット相手なら、相手のレベルを自由に選べるので、自分に合った強さで安心して練習できます。
おすすめのアプリ紹介
(下記リンクは外部サイトに移動します。リンク先のコンテンツおよびご利用については、ご自身の責任においてご確認ください。)
ご家族・お子様向け:『ChessKid』
広告表示がなく、直感的に操作できる設計です。基礎的な練習環境として適しています。
大人・一般の方向け:『Chess.com』『Lichess』
Chess.comは、世界最大のチェスプラットフォームです。対局だけでなく、レッスンやパズル機能も豊富に揃っています。
Lichessは、無料で使える機能が多いことが魅力です。シンプルながら高機能で、こちらも人口が非常に多いです。
ステップ2:タクティクスを学ぼう!
タクティクスとは、数手先を読んで相手の駒を効率よく取ったり、チェックメイトに持ち込んだりする技術のことです。実際の対局では、このタクティクスの理解と応用が勝敗を大きく左右します。
効果的な学習方法は、アプリやウェブサービスに搭載されている パズル機能 を利用することです。毎日少しずつ問題を解くことで、実戦に応用できるパターン認識力が養われます。

Chess.comのパズル機能。毎日たくさんの問題に挑戦できます。
ほとんどのチェスアプリにはパズル機能が搭載されています。特にChess.comのタクティクス問題や、時間内にどれだけ解けるか挑戦する問題ラッシュは、楽しみながら実力をつけるのに最適です。
またChess.comにはAIコーチという機能もあります。対人戦に臨む時に「負けるのが怖い」「迷惑をかけたくない」と不安に感じるような方の練習相手におすすめです。「なぜその手が良くないのか」「次はどう考えればよいのか」といった具体的なフィードバックも得られます。
ステップ3:いよいよ対人戦へ!
基礎練習とタクティクスの学習が進んだら、いよいよオンラインでの対人対局に挑戦してみましょう。
対局形式には「ラピッド」「ブリッツ」など複数の種類があり、これは主に 持ち時間 を指しています。形式を理解せずに対局を始めると、時間切れによる敗北につながることがあります。
各形式の詳細や選び方については、次回の記事で解説します。それを踏まえてオンライン対局に臨むとスムーズです。
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